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本家・神脳味噌汁「世界」超ジードXV開拓日誌劇場ゾーンVANISHING LINE娘

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正義の味方か、悪魔の使者か

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ネオ・ウルトラQ感想!今回は突然現れた謎の怪獣によって導かれる人類の極端すぎる運命。
果たしてこれは救済なのか、滅びの前触れか…。


・ネオ・ウルトラQ
第九話
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登場:吸引怪獣プラーナ


地球温暖化対策のため、人類は新たなる議定書を作成した。
その名は「東京プロトコル」。温室効果ガス削減のため、先進国に厳格なノルマを課す物であった。

そのため、日本もノルマ達成のため努力をすることとなった。毎日の天気予報で温室効果ガス排出量を発表し、99%を超えると強制的に電力供給等がストップさせられる。

そのため第一次産業は大ダメージ、第二次産業もその余波でやっぱり大ダメージ。政府はそんな状況でもなんとかノルマ達成のために努力をしていた。

だが、そんなある日、謎の怪獣プラーナが出現する。
プラーナの出現は人類の運命を大きく変えていくことになる。


<この回この台詞>
「仕事を辞めて、どうやって生きるんだ!」
―工場長

<今日の一枚>

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金が入ったとはいえ、子供にすっぽん進めるお父さん。


<ポイント>
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○物語
・東京プロトコルとプラーナに翻弄される人類の愚かさ。
・人の心は両極端すぎるってお話。
・便利なものにはしっぺ返しが付き物ですが、もしそのしっぺ返しが無かったら…。それは本当の利益となるんだろうか。
・南風原さん達が全然出てこないお話。

○市民の暮らし
・東京プロトコルとプラーナに振り回される市井の人々。
・温室効果ガス概況…地球温暖化は止めなくてはならないとはいえ、ここまで来るとアレルギーだよね。
・テレビもゲームもないので外で野球で遊ぶ子供達。子供はたくましいな。
→「ウルトラQdf」では怪獣ガラゴンによって都市機能がストップされ、結果人々が逆にのびのび生きていくというお話をしたことがあります。
・温室効果ガス削減のため工場が動かせない。その結果借金の差し押さえまでさせられる一家。もう、こういう人達は人として扱うつもりないんじゃないかな。
・工場の従業員マサル。関智一さんじゃないッスか。
・煙草を吸いながら元気な子供達に想いを馳せる大人達。大人になるって、大変ですね。
・煙草は東京プロトコル関係ないよねと言うマサル。煙草の煙はまた別の毒物だぞ。
・居酒屋でニュースを見ていたら99%になったので電力供給がストップ。停電になったので家に帰ることにするお父さん。地球を生かすために人類を犠牲にする…極端な話だな。
・友達の一人が夜逃げした。エゲつねぇ会話だな。
・久々に一緒にキャッチボールする親子。会話に哀愁が…。
・いっぱい勉強していい会社に就職しろと言う父親。自分のようになってほしくないということか。
・親子愛を確かめていたらプラーナを発見する子供。これ、怖いよね。急にあんなん出て来たら。
・プラーナの温室効果ガス削減のお蔭で仕事が戻ってきて、急に生き生きし始めたお父さん。元気になったのはいいけど、ちょっと傲慢になったな。昔話なら失敗するタイプの人だ。
・傲慢になったお父さんにちょっと不安を感じる子供。この子はちゃんと自分の道を歩くことが出来る立派なタイプの子だ。
・お父さんが捨てたグローブをまた拾う子供。愛着があったのね。
・友人と一緒に野球をする子供。友達の一人が海外に引っ越したらしい。夜逃げで友達を失い、今度は事業拡大で友達を失い…。
・キャッチボールをしながら、自分達の豊かさと、失ったものを言い合う子供達。暮らしが豊かになったから心が貧しくなったみたいな…。
・晩飯を寿司かステーキかすっぽんと言うお父さん。すっぽんてw。どんなチョイスだよww。
・プラーナに感謝するお父さん。傲慢になってもそういう感謝の心は失わないのか。
・プラーナがヤバそうなので逃げようとする子供。それに対し、全てを受け入れたうえで仕事を続けるお父さん。お父さんは政府みたいに楽観的なんじゃなくて、プラーナが消えたらどうせ自分達は終わるんだから、それまで自分達のやるべきことをやって行こう、それでダメならその時って考え方なんだろうな。
・結局花が咲いただけで無事だったので喜ぶ人々。そんな花をじっと睨みつけ続ける子供。プラーナをまだ疑っているのか、それとも…。

○政府の活動
・無茶な計画で首を絞め、無茶苦茶な存在に救済され、それでいいのか人々よ。
・温室効果ガス削減のための議定書、東京プロトコル。地球温暖化は止めなければならないとはいえ、生活に支障出るレベルのノルマってどうなんだ。
→トランプ大統領じゃなくても反対しそう。
・厳しい東京プロトコルの中でもなんとかやって行こうとする政治家たち。一応努力はしているんだろうな。うん。
・人々の暮らし、経済制裁、そして暑い会議室のせいでイライラする政治家たち。トップも下々と同じ苦しみを味わっている訳か。
・まずはプラーナを警戒する政府。しかしそれが温室効果ガスを吸収するとわかってからは急に強気に。現金だなぁ。
・温室効果ガス削減のお蔭で余裕が出てきた政府。多分、冷房が効いてるかだ。
・プラーナが温室効果ガスを吸収してくれるので、東京プロトコルを守りながら経済活動が出来るようになった日本。通天閣の拡張とか、国民に10万ばら撒くとか、下北沢を副都心にするとか、ギャグみたいだな。
・日経平均5万円…凄いんだろうけどよくわかんねぇや。
・海外からも興味を持たれた日本。プラーナを引き渡すか、あえて黙っておくか。なんか、下衆くなったな。
・中国から借り入れた10頭のパンダが30頭になった。上野動物園にそんなにパンダ住める場所いるかぁ?
・超好景気に沸く日本。良いことなんだけど、良いことなんだけどさ…。
・巨大化したプラーナ。見た目黒くて明らかにヤバそうなんだけど、政府は能天気なものの見方。極限状態を脱したせいで平和ボケしたな。
・「政府の発表によりますと、直ちに環境への影響はないとのことです。」…不安になる。
・結局プラーナは花を咲かせただけだった。バンザーイ!と喜ぶ政府の人々。頭悪い光景だなぁ。
・「政府の発表によりますと、直ちに環境への影響はないということです。」…本当に大丈夫なんだろうな。

○虚空への扉
・結局こいつは何なのか、吸引怪獣プラーナ。
・球体なプラーナ。これが後にグリーザ第一形態になるのは有名な話。
・プラーナは棘のようなものが生えた細胞が脈動しているイメージ。キモい!
→近いデザインはバルンガだろうか。
・温室効果ガスを吸収するプラーナ。人間にとって都合のいい存在ですが…。
・街中に発生するプラーナ。効果はいいんだけど、とにかくキモイんだよなぁ。
・温室効果ガスを大量に吸収したせいか、ちょっと硬そうになったプラーナ。でもキモイ。
・さらに温室効果ガスを吸収したせいか、黒くてグロテスクな見た目になったプラーナ。やっぱりキモイ。
・爆発し、花を咲かせるプラーナ。綺麗…いや、やっぱりキモいな。
→ジュランか、レギオンの草体っぽい。

・昔話では、便利なものに頼り続けた者は最後は痛いしっぺ返しで酷い目に遭う。

でも、もししっぺ返しも無く、酷い目に遭わないとしたら…人は変わらないだろう。

そして経済はさらに発展する。その発展の中で人々はまた失い続ける。

プラーナの正体、それは、豊かさを与えることで心を奪う怪獣なのかもしれない。



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<次回予告>
隊員「何だこいつ。」
隊長「見習い怪獣ファルマガンだな。大人しく、優しい怪獣だ。」
ファルマガン「どうも。ファルマガンです。」

隊員「怪獣の見習いか。じゃあ、僕が鍛えてあげよう。」
隊長「お前、仮にも宇宙警備隊隊員なんだから、凶暴に育てるなよ?」
ファルマガン「お願いします。」

隊員「よーし!ファルマガンは植物の怪獣か…。とりあえず、もっとサイズを大きくしたいな。あと、筋肉もつけて…。」


~数日後~


隊員「立派に育ちましたよ!」
アニメゴジラ「がおー!」
隊長「何をどうすればこうなるんだ。」


次回「ファルマガンとミチル」
お楽しみに。


<一言>
でも、確実に最後はバッドエンドで終わるよなぁ、この物語。

by U2Z-GEKIDAN | 2017-09-12 22:01 | 超人列伝

by 激団死鬼